コロナの時代に顧客とつながる、ウォルマートのゲリラ的戦略(概要)

ウォルマートが全米にある店舗のうち160か所の駐車場を利用し、「ドライブイン式映画館」を臨時運営するという。コロナの時代に映画館に行くこともままならなくなって、夏だというのに家にいなくてはならないのかと多少フラストレーションを感じている生活者にとっては嬉しいサービスだ。

月刊『コンピューターテレフォニー』:成功事例に学ぶ顧客接点の未来像『戦略的企業文化』の作り方(上)

共通の価値観―コア・バリューの形成に関する議論は、ともすれば精神論的な要素を伴う傾向がある。しかし、ザッポスをはじめとした成功企業の多くは、プロセスや仕組みに落とし込むための「戦略性」が強いという特徴も併せ持つ。日米をまたにかけてコンサルティング活動を行う石塚しのぶ氏が、2回にわたって「戦略的企業文化」についてまとめる。

「社員の声を聴きまくれ!」-企業変革への第一歩

インドはベンガル州、ノディアを本拠とし、近年目覚しい躍進を遂げてIBMなどグローバル大手からも一目置かれているITアウトソーシング・サービス・プロバイダー、HCLテクノロジーという会社をご存知だろうか。つい先日、東京出張の際に同社のCEOであるヴィニート・ナイアー氏の著書『社員を大切にする会社-5万人と歩んだ企業変革のストーリー-(英治出版、穂坂かほり訳)』を手にとった。企業文化に関連する本は日本語、英語を問わず一通り目を通すようにしているのだが、今まで数多と読んだ本の中でも、目の覚めるようなひらめきと共感を数多く与えてくれる刺激的な本だった。

今やブラック・フライデーはブラック・サーズデイ?ブラック・フライデー速報

アメリカのファミリーが七面鳥とマッシュポテト、パンプキンパイなどで祝う感謝祭(11月の第4木曜日)。その翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれます。

もともと、ブラック・フライデーは、クリスマスに向けてのショッピング・シーズンの始まりということで、かなり過激なセールが行われる日。アメリカの小売業者は、11月から12月の「ホリデー・ショッピング・シーズン」に年間売上の25%から40%を売り上げるといわれていて、その「かきいれどき」の幕開けとなるのが「ブラック・フライデー」。この日を境に小売業者が赤字から「黒字」に転じるので、「ブラック・フライデー」と呼ばれるのだそうです。

ウォルマート、最後の一手

国内店舗の売上が二年連続で減少。不調に喘ぐウォルマートが、起死回生を賭け、今、店舗+ウェブ+モバイルの戦略に乗り出す・・・。

機関誌 『流通とシステム』No.143 : アマゾン・ドット・コム: 従来型流通を揺さぶるネット通販の巨獣

アマゾンは、近年、ウォルマートが公に認知した、数少ないライバルのひとつである。そして、ウォルマートは、過去に見ない勢いと決意をもって、アマゾンを追撃にかかっている。ウォルマートが「低価格リーダー」としての地位を維持できるか否か、いわば、ウォルマートという会社のアイデンティティと、米国消費者のマインド・シェアを賭けた抗争の幕開けだ。

ウォルマートとコストコに見る、不況時の成長戦略

「倹約」が、今年結婚を控えたカップルの合言葉だ。これに目をつけて、およそ7兆円規模といわれるアメリカのブライダル業界に攻め込んでいる新興勢力がある。世界最大の小売業者、ウォルマートと、日本でもお馴染みのコストコだ。