代表メッセージ

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会社の本来の目的とは「世の中を良くすること」であり、会社というものは、その中で働く人の一人ひとりが社会貢献できる環境であるべきだと我々は信じています。革新的な経営手法である『コア・バリュー経営』を通して、良い会社を増やし、幸せな社会をつくることがダイナ・サーチの事業目的です。

これまで、世の多くの会社は売上や利潤の追求ばかりにこだわり、その本来の目的を軽視してきました。それが、社会全般としての就業意欲の低下や格差意識問題につながっていると思います。

日本は、戦後の焼け野原から立ち上がってきた国です。戦後の貧しい時代には、皆が力を合わせて共に働き、一緒に豊かになろうという国民的な一体感がありました。しかし、経済が安定してくるにつれこの一体感が薄まり、反対に個人主義が顕著になって、いかに競争に勝ち、いかに他人より豊かになるか、ということに焦点が置かれるようになってきたように思います。

繰り返しになりますが、会社の本来の目的は事業活動を通じて社会をより良い方向に向けて突き動かすような変革を起こしていくことです。すべての経営者がこのように考え、働く人にこのメッセージを伝え、一人ひとりが「自分の日々の仕事は世の中の役に立っている」と実感できるような環境をつくることが必要だと思います。そうすれば、世の中のすべての人が、生きる意義を感じて働ける、より幸せな社会がつくられていくことでしょう。今日の子供たちは「有名な大学に入って、大きな会社に就職すること」が究極の目的であり、あたかもそれが成功の定義であり、生きる意義であるように教えられて育っていますが、考えてみれば、これは極めてわびしく、つまらない人生観です。経営者の意識が変わり、会社が変わることによって、学校教育にも変革を起こすことができると私たちは信じています。

ビジネスというものは、経済はもちろんのこと、政治を影響する大きな力になりえます。私たちは皆、人間として、世の中を良くするために生まれてきました。しかし、人がひとりでできることには限りがあります。ひとりではできないことを成し遂げるために、複数の人が集まって組織をつくり、ひとりではできない大きなことを成し遂げようとするのです。ダイナ・サーチは、これを会社の志として、日本の経営者の皆さんと共に、良い会社をつくり、より幸せな社会をつくるために活動していきます。

ダイナ・サーチ
代表 石塚 しのぶ
代表署名