アメリカでも当たりそうな日本のビジネス?

日本出張から戻ってきましたが、日本へ行くとエキサイティングなことがたくさんあります。今回は渋谷の西武百貨店で待ち合わせする機会があったので、ロフトに行きました。私はああいった雑貨を豊富に取り揃えた店が大好きなので、何時間でも見て回ることができます。日本ではロフトのような業態の店舗数が増えていると聞きました。

アメリカではホームセンターという業態が非常に発達していて、業界の規模が30兆円くらいあります。ホームセンターには、材木から塗装用品、電気工事用品、ガーデン用品など、家(建築物)のメンテナンスに関するすべてのものがそろっていて便利です。しかし、ロフトのようには雑貨の品揃えがありません。

アメリカにはロフト的なお店はないのかな・・・と考えてみると、IKEAが一番近い形態かもしれません。IKEAはもともと北欧の家具ではじまりましたが、近年はキッチンやインテリア雑貨にもかなり力をいれているようです。自社の家具を利用する顧客層のニーズをうまく捉え、家具の領域を超え、生活雑貨に力を入れ、成長しているのがアメリカのIKEAなのかもしれません。

アメリカも、近年、家の価格の高騰や、エルダー層の増加にともない、アパートやコンドミニアムに住む人が増えてきたように思います。そうなってくると、大掛かりな家の改装よりも、ちょっとした手を加えて家の中を充実させることを望む人たちが増え、ロフトのような業態へのニーズが高まってくるのではないかと思います。