キャピトル東急ホテルの閉館

先月(11月)いっぱいで、15年くらい利用してきた永田町(東京)のキャピトル東急ホテルが閉館された。私は年に何度か日本へ出張するため、そのたびにキャピトル東急を利用してきたのだが、都心にありながら緑に囲まれ日本らしい趣のあるこのホテルを大変気に入っていた。中庭の池には鴨の親子やヘビがいて、毎年春がおとずれると彼らを眺めながら朝食を摂ったものだ。正面玄関の前にある桜の木も見事だった。

まあ、時代は変わるので、あまりしんみりしても仕方ないと思い、最後の滞在となった11月の10日間はカメラを手に猛烈な勢いで館内を周り、さながらカメラマンのごとく撮影をした。

多少残念だったのは閉館までの1年くらいは、古くからのスタッフがどんどん他へ移ってしまって、昔のような親しみのあるサービスが減ってしまったことだ。出発の日もバタバタしていて別れを惜しむ感じがいまひとつだった。が、これも時代の流れなので、良しとしよう。キャピトル東急さん、長い間お世話になりました。