「共有」のコンセプトは果たして従来型カメラ、ビデオカメラを衰退から救うのか???

最新のハイテク家電が集結するCES(Consumer Electronics Show)がラスベガスで開催中ですが、今年の話題のひとつはwi-fi対応カメラ/ビデオカメラ。パシャッと撮った写真をすぐさまフェイスブックなどのSNSにアップロードしたり、メールで送信できたりすることがミソ。「共有」のコンセプトは果たして従来型カメラ、ビデオカメラを衰退から救うのか???



最近ではアメリカでも、iPhone片手にパシャパシャと写真を撮る人の姿があちこちで見かけられるようになりました。写真や動画というものの楽しみ方が我々生活者(特に若い世代)の間で大きく変わりつつあるようです。写真や動画が、大切な思い出の瞬間の「保存」や「記録」というだけではなく、これらの瞬間を「共有」するための媒体という意義が新たに加わりました。

iphone自分の行動を振り返って考えても、最近は普通のカメラよりはスマホを持ち歩き、決定的瞬間はスマホでとらえる、ことが多くなりましたし、そうして撮った映像は必ずといってよいほどメールしたりSNSで共有したりするようになっています。

「もし同じことがスマホでできるのなら、スマホと普通のカメラと二種類のガジェットを持ち歩くより、スマホ一台で済ませたい・・・」と考える生活者が増えていることを示唆するようなデータ(2011年ホリデー・シーズンの電化製品売上の伸び悩みなど・・・)もありますが、それに関連して、従来型のカメラやビデオカメラの「弱点」として指摘されていたのが、「ウェブでの共有が容易でないこと」でした。

2011年の年末に、アメリカIT業界のとあるジャーナリストが、「2012年に欲しいものリスト」の項目のひとつとして、「ネットにつながって即共有できるカメラが欲しい!」というのがあって、それを読んだときはあまりなんとも思わなかったのですが、キャノンやサムソン、東芝、コダックなどなど、こぞってwi-fi対応カメラを発表するのを見ていると、「一台くらいあっても良いかも・・・」と欲が出てきました(笑)。

スマホに搭載されているカメラだと、ズームの性能などまだまだ機能的におぼつかないところもありますので、画質にこだわるのなら、こういうカメラを一台買うのもいいなあ・・・と思っています。

ちなみにサムソンの最も価格帯の低いものだと199ドルとか。
お値段的にも手頃ですよね。

とげとげ