懐かしき「エルビス・プレスリー」

週末、スポーツ・クラブでエクササイズをしながらいつものようにケーブル・テレビを観ていると、懐かしいエスビス・プレスリーの画像が飛び込んできた。エルビスといえば、今でもアメリカでは絶大な人気を誇る。我々のようなフィフティ・プラスの層はもちろん、10代のファンも少なくない。偉大なエンターテイナーだ。
エルビスのライブ・フロム・メンフィスDVDこの日放映されていたのは、エルビスの没後25周年を記念して彼の故郷メンフィスで行われたライブ「Elvis Lives- The 25th Anniversary Concert “Live” From Memphis」の模様を収録したものだ。25年の月日を経て蘇るエルビスをイメージして、付けられたタイトルだろう。
私は特にエルビスの大ファンというわけではないが、彼が活躍していた時代に自分もアメリカでがんばっていた・・・という記憶から、観ると懐かしい。しかし、映像をみていると、若々しいエルビスの周りのミュージシャンやバンドのメンバーが全員かなりの年配で、それが妙だ。そのうちに分かったのだが、実はエルビス活躍していた当時のメンバーが集結していたのだ。エルビスの声はそのままに、ギターやコーラスなどの周りのメンバーがライブで演奏するという粋な計らいが、現代のテクノロジーにより実現しているようだ。
私と同年代の人たちが、昔と変わらぬすばらしいテクニックで、満面の笑みをたたえ音楽を奏でる姿に感動を覚え、その後即DVDを購入した。1.5時間のDVDだが、何と週末に3回も観てしまった。
それにしても、エルビスのステージ、その演出の様子は何とも素晴らしい。あのステージの成功のポイントは、エルビスのカリスマ性だけではない。バックのミュージシャンやアーティスト達が心からエンジョイしながらステージを演出しているところが聴衆に感動を与えるのだろう。ふと思ったのだが、これは企業も同じだ。働いている人たちがプロジェクトや組織のゴールを目指してエンジョイしながらゴールを目指す。それが、組織本来のあるべき姿ではないだろうかと。