Lil Tokyo Reporter

ここ数年の間、ロサンゼルス日系コミュニティで話題になっているLil Tokyo Reporter (http://www.ltreporter.com/blog/) という映画があります。1931年に加州毎日新聞社を立ち上げ、日系1世の人権擁護のための活動に奔走した藤井整という人物の活躍を描いた短編映画です。舞台となるのは、今でも日系コミュニティの中心として賑わうLittle Tokyoです。(ロサンゼルスダウンタウンに位置する)

Lil Tokyo Reporter

現在、たくさんの日本人がここロサンゼルスで暮らしているわけですが、歴史を遡るとこういった先人の苦悩や努力があったことを知るのに良いきっかけとなる作品です。

監督はまだ20代の若い中国系アメリカ人、そしてプロデューサーは70代の日系人の女性という稀なコラボレーション。さらに主演を務めるクリス・タシマさんは、自ら監督・主演した「ビザと美徳」という作品でアカデミー賞最優秀ショートフィルム賞を受賞したこともある大物なのです。

すでにアメリカでは20以上の映画祭で上映され、多くの映画祭で様々な賞を受賞しています。2014年5月11日に福島で行われる「すかがわ国際短編映画祭」という映画祭を先駆けとして、これから日本の映画祭でも上映していくそうです。