先の日本出張時のもうひとつのハイライトは・・・。
5月にラスベガスで行ったザッポス・エクスペリエンス・セミナーに参加した皆さんと、ちょっとした同窓会(?)ができたことです。
主催はECナビのCCO(チーフ・カルチャー・オフィサー)青柳さんとCFOの永岡さん。
場所はECナビの社員バー、Ajito(アジト)での開催となりました。
ECナビさんといえば、そのユニークな企業文化で有名です。あえて紹介は不要だと思いますが、Ajito(アジト)というネーミングからも察することができるように、ECナビのコンセプトは「海賊」。これにのっとって、社員の皆さんも、「ナビCrew(乗組員)」と呼ばれています。
インテリアに凝りに凝ったAjitoの長テーブルに座り、ビールなどいただきながら(私はお茶でしたが・・・)、皆でセミナー参加後の企業文化への取り組み、その他よもやま話など、ざっくばらんに語り合いました。
本社が福岡にある通販会社JIMOSさんからは、コールセンター長の野本さんが参加。JIMOSさんは、『ザッポスの奇跡』を読んで、70名+の社員の皆さんが綴ってくれた読書感想文をいただいたのがきっかけで、お知り合いになりました。もとより、「One to Only One」を合言葉に、ひとりひとりのお客様との触れ合いを大切にするコールセンター運営に取り組んでおられて、ノルマなし、コール制限時間なし、というザッポスにも通じるところが多々あるJIMOSさんですが、現在、全社員を巻き込んでコア・バリューの成文化を推し進めておられるということです。とてもエキサイティングですね!

また、岐阜に本社を構えるサイバーストークさんからは、社長の中田さんと、COOの熊澤さんが参加し、同社で実践している様々な試みについてシェアしてくれました。詳しいことは、前回のブログでご紹介したとおりです。
アートとインテリアが大好きな私は、ECナビさんのオフィスに着いた途端、周りの環境が気になって思わずそわそわしてしまいました。オフィス改装の総監督を務めたという、CCOの青柳さん自らツアーをしていただきました。
ご存知の方も多いと思いますが、ECナビの青柳さんは、もともと美大出身のデザイナー。自力で特許を取得し、商品化した経験もあるくらいです。美的センスばかりではなく、機能性まですべてが考え抜かれたオフィスは、まさに青柳さんの本領発揮という感じです。
ひとつひとつテーマも、雰囲気も異なる会議室には、実在、あるいは伝説上の大陸の名前がついています。
これは、「ノース・アメリカ」。壁面のオブジェは、ECナビのオフィスがある渋谷界隈の立体地図です。。
シャンデリアもついてゴージャスな感じの会議室は「ムー」。女性社員に大人気の部屋らしいです。JIMOSの野本さんにも大変好評でした。
私の個人的なお気に入りは、「アトランティス」。ロサンゼルス在住で世界的に有名な建築家であるフランク・ゲイリー氏の椅子がまず目に入ってきました。
ECナビのオフィスは、全体が「ナビライン」と呼ばれる動線で結ばれています。常に新しいアイデアを探し続けるための「航路」をイメージしているそうです。
ECナビさんのオフィスは、ただインテリアに凝っているというのではなく、社員の皆さんが伸び伸びと楽しく働いている活気がどこに行っても伝わってきて、とても心地よく感じました。折りしも新卒の募集面接も行われているということで、若い人たちのエネルギーが随所に溢れていて、刺激的でした。
ECナビでは、学生ベンチャーにオフィス・スペースの一角を与えて、メンタリングするという試みも行っているらしいです。覇気ある若いビジネス・パーソンを支援するという「社会貢献」も素晴らしいと思いますが、なにより、目先の損得にこだわるのではなく、長期的な視野で見た「投資」が、これからの企業に求められているのではないかと実感を新たにしました。これは、「大学のフレッシュマン(一年生)からリクルーティングを行い、入社前の4年間+入社後の7年間=11年間をかけて、ザッポニアンの養成を行っていく」というザッポスのリーダー養成プログラムのビジョンにも共通するところがあります。

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