コア・バリュー経営と戦略的企業文化

サンフランシスコで『ピーク経営』の生みの親、チップ・コンリー氏と共に行ったプログラム、私は、『戦略的企業文化とコア・バリュー経営』というテーマでセミナーを行いました。

マズローの欲求階層を企業経営に応用して、従業員、顧客、投資家の「自己実現」を目指すことで、ピーク・パフォーマンスを達成する・・・、『ピーク経営』の考え方と手法は、私が提唱する『戦略的企業文化とコア・バリュー経営』と大いに通じるところがあると思っています。

社員が最大の力を発揮できる職場をつくる: 「PEAK経営セミナー」のご報告(第一回)

サンフランシスコ、ラスベガスでの3日間のセミナー・プログラムを終えて帰ってきました。

今回のプログラム初日は、米経営書のベストセラー『PEAK』の著者であり、スピーカーとしても引っ張りだこのチップ・コンリーさんと、米PEAKセミナーのマスター・ファシリテーターであるスー・ファンクハウザーさんを迎えての豪華なコラボ・セミナーでした。

アップルストアの生みの親が老舗デパート再建に本腰

日本の皆さんには今ひとつ馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカにはJ.C.ペニーという老舗デパートがあります。創業1913年で、1928年には既に全米で1,000店舗を運営していました。40年代にはあのウォルマートの創設者であるサム・ウォルトンが小売の経験を積んだお店でもあります。

かつては一世を風靡したJ.C.ペニーですが、店の雰囲気といえ、品揃えといえ、近年ではまったく冴えない存在になってしまいました。多少辛辣な言い方をすれば、「デパート」とは名ばかりの安売りの店になってしまったといってもよいでしょう。

チップ・コンリー氏の新しい本『Emotional Equation(感情の方程式)』がオフィスに届きました!

年が明けてから、公私ともども、「新年の志」のようなものをいろいろと考えたり、会社のみんなと話しあったりしていたのですが、今日、新年の読書にふさわしい本が届きました。

『Emotional Equation (感情の方程式)』という本で、ジョワ・ド・ヴィーヴルというサンフランシスコ生まれのホテル・チェーンの創設者であるチップ・コンリーさんが書いた新しい本です。

チップ・コンリー氏インタビュー:『ピーク(PEAK)経営』とは?

「社員ハピネス+顧客ハピネス」の両立を実現し、ブレークスルー的成果を上げている多くの米国企業が学び、実践する「ピーク経営」。企業文化を柱とした型破り経営で知られるザッポス社で、リーダー養成プログラムの教材にもなっている経営書『PEAK』の著者、チップ・コンリーさんが、ダイナ・サーチのオフィスに来てくれました。

チップ・コンリーさんは、ライフスタイル・ホスピタリティ・コンセプトのパイオニアである『ジョワ・ド・ヴィーヴル』ホテル・チェーンの創設者兼会長でもあります。わが社ダイナ・サーチのスタッフが、9月にジョワ・ド・ヴィーヴルの本社に訪問したのをきっかけに、チップさんとメールや電話での交流が始まりました。

ジョワ・ド・ヴィーヴルに学ぶ、コア・パーパス(存在意義)の力

三日目の訪問先は、ジョワ・ド・ヴィーヴルというホテル・チェーンです。『ザッポスの奇跡』の中でも引用されているアメリカの経営書ベストセラー『PEAK(ピーク)』の著者、チップ・コンリー氏が、26歳の時に創業した会社です。

『PEAK経営』は、心理学者マズローの欲求階層に基づき、「人間にとって最も高度な欲求(自己実現)の充足を目指すことで、会社はピーク・パフォーマンスを実現できる」と説きます。

コンリー氏は、これを、会社にとって最も重要な三つのステークホルダー(社員、顧客、投資家)のそれぞれについて考え、経営の実践に活かしていくことを提唱しました。実は、『PEAK経営』は、あのザッポスでも導入されています。