ウーバーとグラブハブ:生き残りをかけた憎まれっ子同士の合併(概要)

買収提案金額はなんと6,000億円超

アメリカにおけるライドシェア最大手のウーバーと、料理宅配サービス最大手のグラブハブが合併交渉中というニュースが報道され、大変話題になっています。コロナ・ショックの影響で、ウーバーが本業とする「人」の輸送ビジネスが大きな打撃を受ける中、かたや宅配需要が急騰し事業的には大繁盛している料理宅配業者を買収することで、生き残りを図ろうという動きです。

買収提案金額はなんと60億ドルとも69億ドルともいわれています。グラブハブは年商13億ドル程度の会社なので、この金額は破格のようにも思えますが、ウーバー・イーツとグラブハブが合併すればアメリカの料理宅配サービス市場の55%を掌握し首位に立つことができるため、ウーバーにしてみれば「安いものだ」ということかもしれません。

内食(うちしょく:家庭で食材を料理して食事を食べること)に飽き飽きした生活者が「外食の味」を求めて料理の宅配に殺到する中、グラブハブの立場は優勢だろう、かなり強気な交渉をしているのではないか・・・とも思えるのですが、ふたを開けてみると、グラブハブのビジネスもさほど安泰ではないようです。

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内容の詳細は一般社団法人コア・バリュー経営協会のホームページにてお読みください。