もの+人+体験、こだわり三本立てのチョコレート専門店「Chocovivo」

Happy White Day!

アメリカにはホワイト・デーはありませんが、日本の慣習に倣い私はチョコレートを探す旅にでました。

と言うのも、まめなスタッフが集うダイナ・サーチでは、先月のバレンタインデーの日に、オフィスにチョコレートを持ってこなかったのは私だけだったのです・・・。

ダイナ・サーチ・スタッフを喜ばせるには、味はもちろんのこと、ビジネス的にも優れた店を探すのがポイントとなります。

今回、目をつけたのは、2年程前に弊社オフィスからそう遠くないところにできたチョコレート商品に特化したカフェ「Chocovivo」。 

人気ローカルスポットとしてじわじわとポジションを確立している店舗です。

カフェはかなり小さいのですが、優しい音楽と手作り感満載のデコレーションでなんとなく心が落ち着きます。

Chocovivoでは、原材料に徹底的にこだわり、そして、古来マヤ文明時代から伝わる製法(石挽き)を用いて、他では手に入れることができない唯一無二のチョコレートを販売しています。カカオ豆は完全オーガニック。殺虫剤として使うのも、ガーリックと酢と水だけだそうです。カカオ豆の仕入れは業者を通さず、信頼あるメキシコの農家から直接輸入してフェアトレードを実践しています。

店舗のスタッフはみな、チョコレートに関して博識な人ばかり。相談すれば、材料からパッケージングまで全カスタマイズの「世界にひとつしかない私だけのチョコレート」を調合して作ってくれます。

また、もう一つ注目のポイントは定期的に開催されるチョコレートにちなんだイベント。チョコレートのテイスティングをはじめ、「チョコレートを食べながら映画を見よう!」というイベントや(地域の子供たちに人気)、さらには、なんと「チョコレートを食べながらスピード・デート」などといったイベントまであるそうです。

スーパーでは決して手に入らない、この店舗だからできるこだわりのチョコレートを提供するばかりではなく、知識豊かなスタッフをそろえ、また、ユニークなイベント開催を通して、店舗を基盤とした「コミュニティ」の育成にも注力する。似たような商品やサービスが市場に溢れている時代だからこそ、「こだわりのもの+人+唯一無二のエクスペリエンス」の提供で、お客様の心のよりどころとなる「特別」を創造する。まさに、ダイナ・サーチが提唱する「これからのビジネス像」を地でいく店舗だなあと思いました。

このような店舗が大型化したり、チェーン化したりすることは考え難いですが、「大きいことはいいことだ」の時代から、「市場シェアではなくマインド・シェア」の時代に。規模は小さくても、個々のお客様の心の中の大きな一部を占めることにフォーカスを置くビジネスが増えています。個性ある店舗は、街並みを楽しくし、私たちの生活をほんとうの意味で豊かにしてくれるように思います。

さあ、あとはとっておきのチョコレートについて、会社の皆の感想を聞くばかり・・・。

みなさんもステキなホワイト・デーをお過ごしください!