南カリフォルニア初のおむすび屋「サニー・ブルー」

先日、サンタモニカのお洒落な通りで「サニー・ブルー(Sunny Blue)」というお店を発見しました。

小さい店舗ですが、目を引いたのは、これ。

手作りおむすび―南カリフォルニア初のおむすび屋―

おむすび屋・・・。おむすびが「ライスボール」ではなく、「Omusubi」ってそのまま英語化されてるところもなかなかですね。面白そうだと思い店内に入ってみると、午後4時頃でしたが、小さいお店の中にはたくさんのお客さんが。

おむすびを握っていたのは日本人ハーフの青年二人と白人の女性一人で、明るく「こんにちは!」と挨拶をしてくれました。

こちらがメニュー表。

正直な所、一番安いものでも3ドル15セントから4ドルとおむすびにしては、お値段は少々高め。味噌ビーフ(牛肉と玉葱の味噌和え)とかカレーとか、おむすびの具にしてはちょっとひねったものや、梅シソみたいなベーシックなものなど様々ですね。

私がオーダーしたのはこの店のヒット商品である味噌ビーフ(Miso Beef)、スパイシー・サーモン (Spicy Salmon)、サニー・ブルー・カレー (Sunny Blue Curry)の三つ。しめて11ドルをちょっとオーバーするくらいです。

大きさは日本のコンビニのおむすびよりこころもち大きいくらい。

南カリフォルニア初の「Omusubi」屋という珍しさ、そして、作りおきはせず、注文を受けてから一つずつ新鮮なおむすびを握るというこだわりから、常連さん多数。比較的豊かな人たちが集まるエリアだという立地もミソですね。

おむすびなので作るのも食べるのも時間がかからないので顧客の回転率も速い。

また、レジ袋やお持ち帰り用のボックスにはリサイクル素材を使用する、「弁当箱を持参すると10セント引き」など環境にも配慮しています。

マネージャーの方も含めて忙しいなかでも、笑顔を忘れずお客様に対応する姿がとても印象的でした。

最近日本にも進出した顧客レビュー・サイトYelpをチェックしてみると580件のレビューがあり、5つ星のうち平均が4つ半という高い評価を獲得しています。

店舗に置いてある名刺を見てみると、オーナーは日本人の方。ロサンゼルスは日本の食文化が浸透していて、最近ではお寿司屋さんやラーメン屋さんは珍しくなくなりました。でも、OmusubiとかOkonomiyakiとか・・・。日本ではお馴染みの「庶民の食べ物」やFinger Food(手で気軽に食べられるスナック系のもの)にはまだまだビジネスチャンスがありそうですね。