革新するビジネス・ホテル

この11月で、弊社が20年間日本出張の際の常宿としていたキャピトル東急ホテルがなくなってしまうということで、スタッフがいろいろな東京のホテルを探してくれています。そこで、女性スタッフがインターネットで探し当てたホテルのひとつが、汐留の“ホテルヴィラフォンテーヌ汐留”でした。

ここは、いろんなタイプの部屋があって、その中に女性専用ルームというのがあるそうです。そこでスタッフが、ホテルのサービスや使い心地はいかがなものかをチェックするために、この女性専用ルームに宿泊してみました。感想は、“感激”とのことでした。ルームの間取りなどは他のルームと違いないようですが、アメニティーが充実していて、ヘア・パックだとか洗顔フォームだとかボディー・スポンジ、あるいはフット・バスなどといった、女性が必要としているものがそろっているのだそうです。長期出張の際、パックやスポンジまでもっていくと結構かさばるので、そういうものがホテルのルームについているのは非常にありがたいということでした。

宿泊料はなかなか手ごろで、女性専用ルームが13,000円くらいからだそうですが、朝食バイキングも含まれているそうです。滞在中のメニューはほとんど変わらず、コーヒー、ほかほかのパン、サラダ、卵、ソーセージといった簡単なものだそうですが、普段からヘビーな朝食を摂るわけではないので、それで十分だとか。

ビジネス・ホテルといえば、従来男性専用かあるいは男性も女性も区別されていなかったものです。お客様の声を聞いて特定のグループにターゲットをあてたパッケージを作ったり、プロモーションを行うマーケティングは、斬新に感じられます。

それにしても、インターネットとはすごいものですね。従来ならば、こんな新しい感覚のホテルを探すことは難しかったし、宿泊前に部屋の間取りやアメニティーまで調べることは不可能でしたが、今は出張前にアメリカからいろいろと情報をチェックできるし予約もできる。逆に言えば、ネット時代のツールを十分に活用しないビジネスは、生き残れないということです。