講演後の独り言

1週間ほど前に日本出張から戻ったのですが、まだ時差があります。いつものことですが、午前2時頃に目を覚ましてしまいます。時差というのは、いくら海外出張をくりかえしても良くなることはありません。どちらかというと、年をとるほどにひどくなるように思います。

今回の日本出張では、クライアントの方々に、今話題になっているWeb2.0と流通の関係について米国の事例を交えて講演をしました。講演先のトップ・マネージメントの方々に非常に喜んでいただき、社内の他部門のメンバーにも聞かせたいということで、再講演することになってしまいました。さすが日本の革新企業のひとつと言われているところでは反応が早いものです。

革新を続けている企業は、会社に入った途端にその雰囲気が違います。活気があるし、目前の仕事だけでなく、世の中や業界の移り変わりにも非常に興味をもって自社に活用できないかと真剣に考えるような態勢が見えるような気がします。企業に講演などに行くと、玄関に一歩入ったところからピンと心地よい張りのようなものを感じることがあります。元気でがんばって成長しているところほどそうです。受付から講演会場にいくまでの数分間の間に感じる空気、これがその会社の現実を物語っているケースがほとんどです。

出張を終え、我が社のオフィスに戻るときに、やはり成長している企業が発する空気が流れていなければならないと思います。