世界に羽ばたく緑茶

アメリカで最も好まれているお茶葉の種類は「緑茶」だということ、皆さんご存知でしたか?私はつい最近になって、ひょんなことからこの事実を知りました。

「西欧人」と「お茶」というと、少なくとも私は「紅茶」というイメージがありますが、どうやら、近年では「健康に良い」という理由で緑茶がもてはやされているようです。なるほど、緑茶に関する商品パンフレットや緑茶関連サプリのラベルなどを見てみますと、「老化防止、新陳代謝の促進、抗がん作用・・・」など、緑茶のもつ効能がいろいろと謳われています。

TAZO(タゾ)の緑茶

昨年のクリスマスに同僚からお洒落なお茶とトラベル・マグのセットをもらいました。スターバックスが1999年に買収したハイエンドなティー・カンパニー、TAZO(タゾ)が出している緑茶なのですが、なんとレモングラスとスペアミントが調合された不思議な風味・・・。でも飲みつけるととてもおいしくて、いまでは毎日のようにいただいています!

アメリカでは緑茶といえども、ミントなどのハーブやフルーツを調合した「フレーバーティ」が主流なような気がします。それでなくとも、お砂糖をいれてみたり、ミルクとブレンドしてティー・ラテ風にしてみたりと、日本の緑茶とは全く別物!

そんなことを考えていたら、弊社代表の石塚が日本の知人にいただいたというお茶のご相伴に預かりました。

こちらは緑茶ならぬブラック・ティ(紅茶)。桜の花のデザインをほどこした美しいパッケージングも心そそられますが、飲んでみてびっくり!そのフレーバーはさくら餅風味です。

さくら餅風味のお茶

仕事中にデスクで一服したのですが、遠い母国に思いをはせ、ゆったりとしたひと時を過ごすことができました。

「さくら餅風味の紅茶」なんてとてもアジアン・フュージョンですが、こういった日本のモノをアメリカの人たちにもっと知ってもらえたらな・・・と思いました。

日本発のティー・ビジネス、ルピシアも数年前にロサンゼルスに進出し、いまではローカルの住民たちの間に固定ファンを掴んでいるようですが、

このように日本のビジネスがアメリカで活躍しているのを目の当たりにするのは、ほんとうに頼もしく、誇らしい思いがします。