感動体験って身近にあります!-京王線・京王井の頭線で

皆様こんにちは、テンテンです。
年末年始は楽しく過ごされたでしょうか。
私はクリスマスから日本に帰省し、
日本の家族と10日間ほど過ごしました。
墓参りに年末の買出し、それからコンビニ通い(笑)。
だいたい帰省するときのパターンはコレです。
さて、今回、日本で驚きのサービスを受けました。
とても嬉しかったので、ブログにてご報告です。
発端は家族の介護です。
妹が突然の病で歩行できなくなり、
車椅子で過ごすことになりました。
それに付き添いあちこち歩いてみると、
山あり谷あり・・・というか段差だらけで
結構大変なんですね、車椅子で出歩くというのは。
「そうか、車椅子生活を送るのは
まだまだ大変なんだな」と実感。
「やっていけるのかな・・・」と、かなり心配になりました。
しかし、一日もはやく健康な日常生活に近づいてもらいたいと思い、
何かしら理由をつけて外へ出ることに。
日常リーチできそうなルートをまわり、
利用できそうな店・場所をチェックして歩きました。
中でも最も緊張したのは公共交通機関の利用です。
どきどきしながら、まずはタクシー。これは、クリアです。
多少もたつきますが、慣れればOKな感じです。
そして、次は電車。
府中駅から浜田山駅まで京王線を利用してみることにしました。
切符を買い、改札を通ります・・・が、
狭すぎて車椅子が通らず、
切符も車椅子もひっかかったまま閉じ込められてしまいました。
あ、まずい!
あわてて、駅員さんのいる窓口へ。
すぐに駅員さんが飛んできて、切符を取り出してくれました。
爽やかでいい感じの対応。イケます!
「どこまでいかれますか?乗り換えはありますか?
スロープが必要ですか?」と超親切です。
「明大前で乗り換えして浜田山まで行きます。
できたらスロープをお願いします。」と答えました。
ちなみにここで言うスロープとは、電車とホームの間の段差を
カバーするために駅員さんが利用している板のようなものです。
指示された通りにエレベータでホームの階へ上りました。
エレベータのドアが開いたら、なんと駅員さんが待っていてくれるではないですか。
ナイス!ありがたいな~
ドアが閉まるまで爽やかな微笑みを浮かべつつ見送ってくださる
駅員さんに感激し、深々とお辞儀をして駅を後にしました。
が、驚いたのは乗り換えの明大前駅に着いたときです。
電車が止まり、ふとドアの方をみると、
駅員さんがスロープを持って待っていてくれるのです。
「え~、ほんとに~?ありがとうございますっ!」
駅員さんは、一緒に乗り換えホームまで同行してくれたばかりでなく、
「特に乗りたい車両はありますか?なければ車掌席に近い
一番前の車両が安全でいいと思いますが。」というような
アドバイスまで。すばらしい!!
最終目的地の浜田山でもやはり駅員さんが
スロープを小脇に抱え、我々が載っている車両の前で
ピシッと立って待っていてくださいました。
我々一行の様子(いかにも車椅子を扱いなれていない)を
心配した駅員の方々が、連絡を取り合い、
無事に目的地に着くまで見届けてくれたわけですね。
風の冷たい日だったのに嫌な顔ひとつぜず、
穏やかな表情でホームまで付き添ってくださった
駅員さん達の優しさが何より嬉しかったですね。
京王線の府中駅、明大前、そして京王井の頭線の浜田山駅と
いずれの駅でもとても丁寧な対応をいただきました。
手を貸してくださった皆様、本当にありがとうございました。
この場をかりて、心からお礼を申し上げます。
テンテン