トラブル続きのトラベル その2

前回、旅先のニースで数日間荷物が届かず四苦八苦した話をしたが、なんというか考えられないほどに偶然が重なる。仕事柄、年中出張しているが、このところのトラブルの多さにはオフィスのスタッフ達も唖然としているようだ。

ニースでは航空会社の手違いで滞在中荷物が届かず、出発当日にようやく見つかり、ほっと一息。荷物を拾ったその足でニューヨークへ直行し、一仕事してからロサンゼルスへ戻ることになっていた。

ニューヨークでのミーティングや視察やらで多少荷物が増えてしまったので、一部を箱詰めにしてオフィスへ送ることに。しっかりパックし、パーフェクトな状態で窓口カウンターへ。手配は万全なはずだった。ところが、ロサンゼルスのオフィスへ戻っても、荷物が届かない。不安を抱えつつ、デリバリー会社に連絡したら、「紛失したようだ。どこにあるかも分からない。コンピューター上にもない。」とあっさり。こちらは発送伝票のコピーも持っているし、落ち度はないはずだと怒りつつ、丸4日間クレームをつづけたら、なぜか急に荷物が届けられた。箱はぼろぼろで、住所やバーコードも剥がれ落ちている。よくオフィスまで辿り着いたものだ。

最近、こういった荷物のトラブルが次々と起こり閉口しているが、不幸中の幸いで、すべてが手元に戻ってきた。しかし、静かにしていたらいずれも戻ってこなかったかもしれない。数々のトラブルを通しあらためて学んだことは、とにかく、トラブルに直面したら粘りに粘るしかないということだ。