イン・アンド・アウトがやってきた!

今日は待ちに待った「サマー・パーティ」の日。

弊社ダイナ・サーチがオフィスを構えるビルのマネジメント・オフィスが、テナント・サービスの一環として催す毎年恒例の「サマー・パーティ」。

その目玉は、毎年決まってやってくる「イン・アンド・アウト」のトラックです!



ビルの前の中庭(?)でライブ音楽の演奏があったりと、他にアトラクションはあるのですが、なにせ「色気より食い気」。イン・アンド・アウトのバーガーがタダで食べれることに異様に興奮しているのは、私、とげとげだけでしょうか・・・(悲)。



ところで、皆さんは、「イン・アンド・アウト」ってなんだかご存知ですか?

「イン・アンド・アウト」は、カリフォルニア州が誇るハンバーガー・チェーン。本社はロサンゼルスから車で一時間くらい南に下った、アーバインという町にあります。

発祥の地はボールドウィン・パーク。こちらはロスから車で30分ほど東に走ったところにありますが、いずれにせよ南カリフォルニア生まれのハンバーガー・チェーンです。

実はあのザッポス社のCEO、トニー・シェイの大好物も、この「イン・アンド・アウト」バーガーなんですよ。

ちなみに弊社代表の石塚も、「イン・アンド・アウト」バーガーが大好きです。

ところで、「イン・アンド・アウト」バーガーの魅力といえば・・・。

新鮮で良質な素材です。

一般のファーストフード・チェーンでは、ハンバーガーのパティ(肉)もフライドポテトも、いったん冷凍されて運ばれてくるのが普通。



でも、イン・アンド・アウトでは、素材を冷凍することは一切しないそうです。無添加、防腐剤もゼロのパティを、ボールドウィン・パークほか数箇所にある調理場から各店舗に新鮮なまま配達しているとか。

フライドポテトも、各店舗でじゃがいもを細切りにし、オーダーが入るごとに丁寧に揚げています。

生地からつくるホームメイドのバンズ、新鮮でピュアなパティ、みずみずしいレタスとトマト、そして、カリカリのポテト・・・。それらの協奏で絶妙なおいしさが生まれます。

・・・ああ、こうして文章を書いているだけでおなかが空いてきました。

それはさておき、ビジネス・モデルの観点からも、イン・アンド・アウトはとても優れていると思います。

イン・アンド・アウトのメニューはとてもシンプル。1.ダブル・ダブル(パティとチーズが二枚ずつはさんであるハンバーガー)、2.チーズバーガー(パティとチーズが一枚ずつはさんであるハンバーガー)、3.ハンバーガー(パティだけでチーズなしのハンバーガー)の三通りしかありません。つまり、メイン・ディッシュとしてはハンバーガーしかないわけです!フィッシュやチキンのオプションもなく、ビーフ・パティひとすじという徹底ぶり!これらにドリンクとフライドポテトがついてミールセットになっています。



メニューを限れば、素材を絞り込むことができ、調達にもそれだけ凝ることができる。仕入れの予測や計画もしやすい、ということでしょうか。

南カリフォルニアの住民ならみんな大好きなイン・アンド・バーガーは、「シンプルさが成功のカギ」であることを身をもって立証し、カリフォルニア、ネバダ、アリゾナ、ユタ、テキサスの五州に跨る258店舗で、今日も我々の舌を楽しませてくれるのでした。