私はアメリカに来た当初、ウォシュレットが恋しくてたまりませんでした。
日本では今ではどこでも見かけるウォシュレットですが、アメリカではまだまだ馴染みのないものです。
アメリカ人には、トイレにお尻を洗う器械がついているなんて奇妙だ、衛生面は大丈夫なのか、トイレット・ペーパーで済むじゃないか、といった疑問がまだまだあるようで、町中でウォシュレットを見かけることは滅多にありません。
日本の衛生陶器メーカー「TOTO」は昨年ロサンゼルスのウエスト・ハリウッド地区に美しいショー・ルームを開いたのですが、そこではウォシュレットの展示も行っています。
ただウォシュレットは、やはり実際に使ってもらわないと便利さが分からないもの。
考えてみると、ショー・ルームでいきなり「お試しください!」ってわけにもいかないですから。
そのためTOTO USAのサイトにはこんなページがあるのです。
「Try a Washlet(ウォシュレットをお試しください。)」
http://www.totousa.com/Washlet/TryaWashlet.aspx
リストに並ぶ多くが日本食レストラン。
ロサンゼルス地区の日本食レストランも6店舗が、このリストに入っています。
どうやら、TOTOがこれらの施設にウォシュレットつきトイレを提供しているようです。これで、レストランなどで「たまたま」用をたす人に、ウォシュレットを使うきっかけを持ってもらえるということなんですね。
ウォシュレット・ファンの一人として、是非アメリカでもウォシュレットがもっと普及してくれればと祈っております。