
Unique Insights, Perspectives, Analysis
アメリカ市場、業界、生活者ライフスタイルの「いま」を、石塚しのぶの普段着目線で気の向くままに綴っています。時にはビジネス、時にはパーソナルなことまで・・・。チップ・コンリー氏の新しい本『Emotional Equation(感情の方程式)』がオフィスに届きました!
年が明けてから、公私ともども、「新年の志」のようなものをいろいろと考えたり、会社のみんなと話しあったりしていたのですが、今日、新年の読書にふさわしい本が届きました。
『Emotional Equation (感情の方程式)』という本で、ジョワ・ド・ヴィーヴルというサンフランシスコ生まれのホテル・チェーンの創設者であるチップ・コンリーさんが書いた新しい本です。⇒続きを読む
ザッポスの成功が立証する、「感情」という動力: チャリテイ講演 in Tokyo、トニー・シェイの講演より(その2)
11月のイベントについて、まとめブログをもっと早くに終わらせる予定だったのですが、数本のプロジェクトが同時に立て込んで、今日に至ってしまいました。11月21日のイベントの際に、ザッポスのトニー・シェイが話してくれたことについて、その内容をまとめるというよりは、2011年の終わりということで、今年のまとめも兼ねて、「今、アメリカの(そして日本の)市場で起こっていることは、こういうことじゃないかな」、「2012年には、こんなことが期待できるんじゃないかな」ということを書いてみたいと思います。⇒続きを読む
ザッポス躍進の秘密: チャリテイ講演 in Tokyo、トニー・シェイの講演より(その1)
ザッポスCEOトニー・シェイの講演について、私自身の感動や気づきを書いてみたいと思います。
今まで何度もトニー・シェイのスピーチを聞いていますが、東京講演の際のスピーチは、トニーもいつになくリラックスした感じで、それでいてとても意気がこもっているように思えました。
思い返せば、私とトニーの出会いも「スピーチ」だったのですね。2008年5月に、ラスベガスで開催されたカンファレンスでトニーの話を聴いて魅了されたのです。⇒続きを読む
挫折から見出した情熱: ザッポス社CEOトニー・シェイの「予備脳」、ジェン・リム氏のスピーチより
トニー・シェイの友人であり、彼のバックアップ・ブレーン(予備脳)とも呼ばれるジェン・リム氏のことを、今回初めて知られた方も多かったのではないでしょうか?
実は、ジェン・リム氏の名前は、トニーの著書『Delivering Happiness(邦題:ザッポス伝説)』の中にも出てきます。ザッポスが危機一髪の財政難に陥ったときに、トニーがキリマンジャロ登山に行くエピソードが出てきますが、その際に旅路を共にしたのがジェン・リム氏です。⇒続きを読む
究極のショッピング・デバイス、iPad恐るべし: 米国ブラック・フライデー速報その2
当然のことながら、まだ今年のブラック・フライデー・ウィークエンドの全貌を表す数値は出揃っていませんが、どうやら今年の感謝祭とそれに続く週末にはiPhoneとiPadが大活躍したようです。
その背景には、まず、オンライン・ショッピングの快挙があります。感謝祭の日(11月24日、木曜日)のオンライン購買額は前年比40%増、そして、その翌日ブラック・フライデー(11月25日)は前年比24.3%増を記録しました。続きを読む
今やブラック・フライデーはブラック・サーズデイ???: 米国ブラック・フライデー速報その1
アメリカのファミリーが七面鳥とマッシュポテト、パンプキンパイなどで祝う感謝祭(11月の第4木曜日)。その翌日の金曜日は「ブラック・フライデー」と呼ばれます。
もともと、ブラック・フライデーは、クリスマスに向けてのショッピング・シーズンの始まりということで、かなり過激なセールが行われる日。アメリカの小売業者は、11月から12月の「ホリデー・ショッピング・シーズン」に年間売上の25%から40%を売り上げるといわれていて、その「かきいれどき」の幕開けとなるのが「ブラック・フライデー」。この日を境に小売業者が赤字から「黒字」に転じるので、「ブラック・フライデー」と呼ばれるのだそうです。続きを読む
チップ・コンリー氏インタビュー:『ピーク(PEAK)経営』とは?
「社員ハピネス+顧客ハピネス」の両立を実現し、ブレークスルー的成果を上げている多くの米国企業が学び、実践する「ピーク経営」。企業文化を柱とした型破り経営で知られるザッポス社で、リーダー養成プログラムの教材にもなっている経営書『PEAK』の著者、チップ・コンリーさんが、ダイナ・サーチのオフィスに来てくれました。
チップ・コンリーさんは、ライフスタイル・ホスピタリティ・コンセプトのパイオニアである『ジョワ・ド・ヴィーヴル』ホテル・チェーンの創設者兼会長でもあります。わが社ダイナ・サーチのスタッフが、9月にジョワ・ド・ヴィーヴルの本社に訪問したのをきっかけに、チップさんとメールや電話での交流が始まりました。⇒続きを読む
ミス発生!・・・さて、責任の所在は?-社員のアイデアを会社に活かす法③
ビジネスの舞台裏にいるのは生身の人間ですから、どんなに精巧なシステムを入れても、細心の注意を払っても、間違いが起きることはあります。
社員のアイデアを活発に取りいれ、仮に経験や実績がなくとも、「情熱」をもつ人に実践を任せることを厭わないザッポス。しかし、万が一ミスが起こった時に、責任が問われるのは誰なのか?という質問が出ました。
例えば先日あげた6pm.comの例もそうですが(価格設定ソフトの不具合による表示の誤りで、一夜にして160万ドルの損失を出した)、たいていの場合、意思決定は複数の人たちや複数の部門間で下されるので、ひとりの人にすべての責任がのしかかることはほとんどない、と社外教育事業部のジョンさんは教えてくれました。⇒続きを読む
意思決定の仕組み – 社員のアイデアを会社に活かす法②
先日のザッポス訪問から学んだこと。
今日は、社員のアイデアを会社に活かす法の第二項、「意思決定の仕組み」についてお話したいと思います。
会社の隅々から「社員の声」を吸い上げ、驚くほどの敏速さで「実践」に移していくザッポス。
「・・・でも、会社の業績に関わるような大きな意思決定の場合、現場が単独で決めるというわけにはいかないでしょう。いったい、どういう仕組みがとられているのですか」
セミナー参加者の皆さんから、こういった質問がよく聞かれます。⇒続きを読む
グルーポン、米リテール業界の「現体制」に宣戦布告
「共同購入型クーポン」のグルーポンが、物品販売に進出した。
初めてグルーポンの存在を知った頃、その強みは、「ローカル・ベースのサービス・ビジネス」支援だと定義していた。つまり、ご近所のレストランやスパといった、比較的小規模で、どんどんウェブ化、ソーシャル化する世の中においてマーケティングに苦戦しているローカル・ビジネスを支援するということに大きな意義があると思ったのだ。
そのグルーポンが、物品販売に進出した。それも、グルーポンでクーポンを購入して、それをローカルの店舗に行って還元する、というタイプのものではない。あくまでオンライン販売だ。グルーポンの登録顧客にはメールでセールの開始が知らされるが、そのメールからクリックスルーしてクーポンを買い、商品の提供サイトに行って購入を完了する。
アメリカのビジネス系ニュース・サイトは、『グルーポン、ダイレクトEコマースに参入』と報じる。提供商品を見るところ電化製品やエクササイズ機器、キッチン家電など、いわゆる「ガジェット」と呼ばれるものが主流のようだ。つまり、アマゾン、ウォルマート、ベスト・バイなどといった「米リテール業界の巨人」たちに真っ向から立ち向かうことになる。⇒続きを読む
